平和1丁目 〜牧師室より〜


6月25

人の過ちを赦すことは難しいけれど・・

平良 師

 パソコンで、文章を作っているときに、誤ったキーをたたいて、変な言葉がでてくることがある。ところが、ときどきそれを見て噴き出してしまうことがあるだろう。それは、こちらの方が、ひょっとしたら言い得ているかもしれないと思うからだ。例えば、「人は皆希望に至る」というのを「人は皆死亡に至る」と誤って打ったとする。

 文脈からどう考えても「希望」としか理解できない場合でも、人は皆、いずれは死にゆく存在だから、こちらの方がリアルである。そのように、瓢箪から駒がでるといった具合で、意外な言葉が出て、それが妙に前後の文脈のなかで、おもしろい解釈となって、それでいながら何となく真実を言い当てているように思えて笑いがでる。

 そんな「パソコン誤打によるおもしろ言葉・文章集」とかいったものを発行したら、売れるかもしれない。今日のニュースで、ある女性議員が、誕生日カードを50人近くの支持者に誤って送った秘書に激怒し「ハゲー、死ねー」などと暴言をはいたり、頭を殴打したというので話題になっていた。女性議員としても謝罪に奔走しなければならなくなり、恥をかかされたと気持が納まらなかったようだ。

 私が「ハゲー」などと怒鳴られたら、心臓麻痺で卒倒するだろう。最近、年だろうか、文章を作っていてやたらと間違いが多い。失敗によって時に出現する陳腐な言葉の出会いを楽しみながら、これからもこれで文章を作るが、間違いがあってもお手柔らかにである。


週報に載せている牧師のエッセーです。

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